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「Blackish House side A→」17回目 宇賀神澪 後編(2/2)

ジェラートの写真でとりあえずお茶を濁しておきます。
おいしかったです。




 



はい澪ルート続き!最後!
集中してプレイした上、終盤は2周してるので、ちょっと頭がおかしくなりそうです。。
止められなかった。


以下ネタバレしてます!ご注意ください!!
CVは敬称略とさせていただきます。


・修羅場の続き
澪を部屋に連れて行った後、由衣の部屋にて経緯を説明。
由衣は、全て知っていました。
「悠翔君は正真正銘、宇賀神恭介とその愛人、桜坂茉莉依の息子だ」
「澪君と悠翔君、そして僕は、異母兄弟なんだよ」
「まだ澪君がうんと小さい頃…僕らの母親は、もう1人の、母親が違う弟がいることを教えてくれた」
「それが、悠翔君だ」

澪はまだ小さかったので、母親の言っていたことが理解できなかったと。
「それから何年も経って、僕は歌手になるために家を出た。そしていろんな経緯を経て、星月プロダクションに入ると…」
「そこには、役者として所属している悠翔君がいたんだ」

悠翔、
「…事務所でたまたま会った俺に、由衣さんが声をかけてくれて…話すようになったんだ」
「事務所でしょっちゅう悠翔君と話をして、仲良くなっていくうちに、悠翔君は自分のことを明かしてくれたんだ」
「…それはきっと、すごく勇気のいる事だったと思う」
由衣さんの瞳が、優しくすがめられる。
けれど悠翔は何も言わず、唇を噛みしめるばかり。

由衣は家出同然で家族と縁を切ったようなものだったので、悠翔については他の誰にも言いませんでした。
何より、
「当時の澪君と悠翔君は、同じ役者仲間として、良いライバル関係を築いていた」
「…悠翔君は、その関係を壊すことを望んでいなかったんだよ」

中学を卒業し、孤児院を出て悠翔と那由多とオレ(分身)の3人で暮らすようになってから、生活費は那由多とオレ(分身)の稼ぎだけで何とかやってきていました。
悠翔は足の怪我で引退していたから、家計の管理をお願いしていて、
でも、実は、宇賀神恭介が生活費や家賃、悠翔の治療費を援助してくれていたとのこと。
引退後、芸能人と繋がりを持つのはよくないからと、澪とも由衣とも接触を絶っていた悠翔。
けれど、何の因果か今回の更正プログラムで再び巡りあってしまったと…。
「…澪君、本当は恭介さんのことがすごく好きなんだよ。お父さんみたいな役者になりたいって、いつもそのために頑張っていた」
「それなのに…俺のせいで…」
苦しそうに、唇を噛む悠翔。

(悠翔自身は、何も悪くないのに…)
だけど…悠翔のお母さんの存在が、宇賀神先輩を苦しめていた。
澪と父親に親子の絆を取り戻して欲しかった悠翔。
クリスマス公演に父親を招き、澪の演技を観てもらえるようにと色々画策していました。
それが…不可解な動きとして藤吾に探られてしまったのね…。
由衣さんの手を借りて、崩れ落ちるようにベッドに倒れこんでいた、宇賀神先輩。
あんなになるほど彼がショックを受けていたのは、かつての大切なライバルが、自分が憎んでいた女性の子どもだと知ってしまったから。
そして…悠翔と、実のお兄さんである由衣さんが、その事実を隠していたから。
「………」
そんな重苦しい空気が漂う中でも、姫崎先輩は不快な笑みのままだ。

(…どうして姫崎先輩は、こんな状況で笑っていられるの?)
(宇賀神先輩や悠翔を傷つけて、何が楽しいの…?)

私がこのゲームを買ったのは、公式サイトで藤吾のスチルを見て「やっべーこいつキ●ガイじゃん!!最高!!」と思ったからなんですが、
想像を遥かに超えていくクズっぷりに、さすがに動揺が隠せません。。
笑っていられるでしょう、そりゃ。
人の痛みなんてまっったくわからない、悠翔に再起不能の怪我を負わせても「仕方ない」と言っていた人間なんですから。
藤吾があの場で澪に真実を暴露した理由は、
「俺は許せなかったんだ。最近の澪が、君に懐柔されているせいでどんどん生ぬるい存在になっていく事が」
「…澪には、常に絶望していてもらわなきゃ困るんだよ」

藤吾ルートでも言っていた、「澪の最高の演技が見たい」ですね。
「…宇賀神先輩は、演じる事がとても好きな人なんです。自分の人生を全て芝居に懸ける覚悟でいる、そんな人なんです」
「そうやって、たった1人で芝居の世界で戦い続けている先輩に必要なのは、『絶望』じゃなくて、『幸福』だと思います」

澪の演技が好きな人間のひとりとして、澪を守ると宣言。
・女
由衣が改めて澪に説明してくれたけれど、やはり不安定な様子で、学校も稽古もしばらく休むことに。
そりゃそうだよ…当然だよ…。
澪のことが気になったオレ(分身)、部屋を訪ねます。
ノックしても反応はないけれど、
「…あれ?」
ドアノブを回すと、鍵が開いていた。
少し迷ったものの…

(…先輩の顔だけでも、見たいな)
その想いに駆られた私は、そっと扉を押し開けた。
部屋の中は真っ暗。澪は眠っているかと思いベッドを覗き込もうとしたところ、
「……勝手に部屋に入るな」
びっくり。起きていました。
「…出来れば、誰とも顔を合わせたくなかったんだ」
「…すみません」
「…まあいい。入ってきたものは仕方ないからな…。座れ」
(声がなんだか掠れてる…。誰とも会話をしていなかったからかな)
(顔色は…少しはましになったのかな?暗闇でよくわからないけど…)

先輩の状態を探っている事に真剣になっていると、ふと、先輩が何も言わずに私を見つめている事に気付いた。
「宇賀神先輩…?」
妙な胸騒ぎがして、そっと呼びかけると、彼はおもむろに口を開いた。
「なあ……実の家族以外に家族を作る行為を汚らわしいと感じるのは、俺が潔癖だからなのか?」
「……え?」
「人の父親を奪った女を憎いと思うのは、俺がガキだからなのか?」
「…先輩…」
「…っ!」

宇賀神先輩の手が、私の手を掴む。
「人の人生を狂わせるほどの『女』の魅力って、何なんだ?『女』には、そこまでの魅力があるのか?」
掴まれた手に、どんどん力が込められていく。
痛みに顔を歪ませるものの、先輩は決して手を離してくれない。

「…俺に教えてくれよ。女の魅力を――」
宇賀神先輩は私の腕を思い切り引っ張ると、私の身体を力任せにベッドへ押し倒す。
抵抗する私をベッドに押しつけると、先輩は私の服に手を掛け、押し広げていく。

この辺、公式サイトのPHOTOページに掲載されています。
初めて見たときは「えー!?すごいやばくなーい年齢制限大丈夫!?」ってきゃあきゃあした気分でしたが、
実際ここまでゲームをプレイして、澪とずっとに一緒にいて、彼の強さも弱さも知ってしまった今は、もうね…
先輩の突然の行為への困惑と、誰にも見せた事のない素肌を晒された羞恥に、思考がまったく付いていかない。
そうして、下着にも手を掛けられそうになったところで…
はた、と先輩の動きが止まった。

「…先輩…?」
先輩は、しばらく私の身体を凝視していたかと思うと、突然口元を手で覆った。
そしてそのまま、彼はベッドにうずくまる。

「せ…先輩!?大丈夫ですか!?」
先輩は言葉の代わりに、ふるふると首を横に振る。
身体の自由を取り戻した私は、あわてて服をかき寄せると、ベッドから這い上がり、部屋の片隅に置かれたくず箱を手に取った。
そして、それを苦しむ先輩のそばに置く。
すると、それまでうつむいていた先輩は、今にも泣き出しそうな顔をしながら私を見上げた。

「大丈夫…。先輩、大丈夫ですから…」
あの誇り高き澪がこんな狼藉を働くぐらい、ここまで切羽詰って、苦しんで、
もがく澪が憐れで、かわいそうで…もうここ、プレイしながらずっと泣いていました…
…どれくらいそうしていたかは分からない。
やがて落ち着きを取り戻した先輩は、洗面所へ顔を洗いに行った。
そして部屋に戻ってくると、ベッドサイドに力なく腰掛ける。
お互い黙り込んだままでいると、先輩が小さく呟いた。

「……ごめん」
謝らないで欲しいと思うぐらい、つらい「ごめん」でした。
あの、石川界人くん、お芝居上手いんですね…ちょっと引くぐらいに。
23歳って本当?その若さでこんな、空気をふるわせるみたいな繊細なお芝居ができるの?
今までどれだけ横柄な態度で他人を傷つけようとも、絶対に謝る事なんてなかった。
そんな宇賀神先輩から受けた、初めての謝罪の言葉。
その短い言葉は、逆に、胸の内の悲しみを増長させる。
それが目から溢れそうになるのをぐっと堪えながら、私はゆるゆると首を横に振った。

「…謝らないでください。私なら平気です」
オレ(分身)、泣かないで、澪を支えてあげて。
本体はもうぐっずぐずに泣いてしまっているから…(´;ω;`)
「それよりも…先輩の方が心配です。…顔、上げてくれませんか?」
前髪の間から覗く瞳は、やっぱりゆらゆらと揺れている。
それが、彼の不安を表しているのだと分かると、どうしようもなく胸が締め付けられた。

「…俺にはもう、何も分からない」
「実の家族を裏切ったあの男の気持ちも、ずっと真実を隠し、偽り続けていた桜坂の気持ちも、何も…」
「俺だけ何も知らず、ただずっと、父親1人を目の敵にして生きてきた」
「だが…それが間違いだったのか、そうでないのかも、もう、よく分からない。俺は誰を、何を信じたらいいのか…分からないんだ」

今にも心が崩れ果ててしまいそうなほど、不安定な状態にある宇賀神先輩。
でも、そんな宇賀神先輩を前にしても、女である私には彼の震える身体を抱きしめてあげる事も、手を握ってあげる事もできない。

部外者である自分…。それでも、その立場だからこそかけられる言葉もあるはず。
お父さんと悠翔に向き合って気持ちを確かめたほうがいい、信じるかどうかはその後だと伝えます。
私は絶対先輩のことを騙さない、裏切らない、信じて欲しいと。
「…弱腰女のくせに、何故そんな事が言えるんだ。信じろだなんて、そんな自信満々に…」
「それは…」
「私が、先輩のことを…」

言いよどんで、
「それは、きっと…私が宇賀神先輩のベルだからです」
「…は?」
「ベルは、野獣がハンターとの戦いで絶対絶命の危機におかされた時、彼のもとに駆けつけて、身を挺して守ったでしょう?」
「私だってそうです。宇賀神先輩が苦しんでる時には、必ず駆けつけます」

先輩は、一瞬キョトンと瞳を丸くしたかと思うと、突然ぷっと吹き出した。
ひとしきり笑い飛ばすと、先輩は私に向かって、優しい視線を向ける。

悠翔ともお父さんとも、ちゃんと話をすると約束してくれました。
「それじゃあ、私は自室に戻りますね。おやすみなさい」
「あっ…」
ベッドから腰を浮かせると、宇賀神先輩は、心細そうな目で私を見上げてくる。
(=ω=)
「…もう少し、そばにいた方がいいですか?」
「……」
先輩は答えず、口を真一文字にして黙り込んでしまう。
そして私に背を向けて、ベッドのスペースを半分空けた。

…本当に…もう…。なんだったの、あの序盤の澪は。
「…ごめん」
澪を支えたい、守りたいという気持ち。
そして澪への恋心を自覚したオレ(分身)。
(…改めて考えると、本当に面倒でやっかいな人だなあ)
(でも…先輩のどの一面も、愛しいな…)

うん。
・まずは
悠翔と話をします。
自分が澪と異母兄弟であると知っていたけれど、よきライバル関係や友情を壊したくなかった悠翔。
そして何より、澪が家族のことを大切に思っているから、言えなかった。
何度も謝る悠翔。
そして、クリスマス公演に宇賀神恭介を誘った時も、自分が演出家として参加していることは伏せ、澪が主演だから観に来て欲しいと伝えた、と。
「そうしたら、恭介さんは頷いてくれた。…恭介さんはあくまで、澪君のためだけに舞台を観に来てくれるんだよ」
まだ気持ちを整理できない澪。
お父さんは、12月20日、クリスマス公演の5日前に帰ってくるとの事です。
集まるアパートのみんな。
「みんなで、一緒に頑張りましょう。お父さんに喜んでもらえるための、最高の舞台を…俺達で、つくりあげましょう」
学年混合演劇の時は、自分より劣る他人との交流なんて無意味の一点張りだった澪。
変わりました。
・12/20
実家へ向かう澪に、あの手紙を渡しました。
「あの日は結局出せなかった手紙ですが…でも、結果としてこれで良かったのかなって思います」
「郵便として送られてくるよりも、先輩の手から直接お父さんに渡すほうが、より気持ちが伝わるはずですから…」

夜、アパートの外で澪の帰りを待つオレ(分身)。
「…風邪ひくぞ」
「悠翔…」
悠翔は私の隣に腰掛けると、上着を羽織らせてくれた。
あたたかな温もりが、私の身体を包みこむ。
「お前は…澪君のことが好き?」

頷いて、
「わかったの。悠翔が言った通り、先輩はただひどい人だというわけじゃなくて、他の人よりもずっと不器用なだけなんだって…」
「本当はすごく優しくて、寂しがり屋で弱い人だった」
「そんな先輩のことを、支えてあげたい。芝居でも、それ以外でも…先輩の力になってあげたいの」

「…それが、お前の『意思』なんだな」
ああ…本当にこれが最後のルートなんですね…。
主人公の欠点は『自分の意思を持たない』『ただひたすらに他人になりたがる女優』。
誰かと関わることで、大切に思うことで、相手も、自分自身も変わっていく。
これぞまさにカウンセリング恋愛ADV。
「好きな人ができて、自分のやりたい事が見えて…私、今とても幸せなの」
「これも、宇賀神先輩と向き合う機会を与えてくれた悠翔のおかげだよ。…ありがとう、悠翔」

悠翔は、優しく微笑んでくれると思ったのだけれど…
私の予想に反して、悠翔は、どことなく寂しそうな表情を浮かべていた。

優しいBGMと併せて、きゅっと切ないシーンでした。
まあ、悠翔は…ラストが衝撃で…ゴニョゴニョ
(エピローグをお楽しみに)
帰ってきた澪に、こんな寒い中外で待っているなんてと怒られました。
お父さんとまともに話すことはできなかったけど、芝居を観に来て欲しいと書いた手紙は渡せたみたい。
「俺が頑張れているのは、お前のおかげだ。お前に何か礼をしたい」
欲しいものでも何でも言ってみろと言う澪に対し、お礼なんていらないのにと困ってしまった末、
「じゃあ…これまで頑張ったご褒美に、思い切り抱きしめてもらいたいです」
「は?」
小さい頃、悠翔や那由多がしてくれたから、と。
もちろん、無理なことはわかってて、ちょっとした意地悪です。
(これだけ無理難題を言えば、先輩も諦めてくれるよね)
そんな風にタカをくくっていた時だった。
先輩が、じっと私を見つめている事に気付く。

手が触れそうになったところで慌てて逃げるオレ(分身)。
「あえて言うなら、クリスマス公演の成功が欲しいです!」
逃げました。
・ゲネプロ前
メンバーの前で、澪、
「…お前達に、頼みがあるんだ」
「…クリスマス公演には、俺の父親が来る」
「俺は、どうしてもあいつを見返してやりたい。そのために、俺は今の自分に出来る最高の芝居をしてみせるつもりだ。だが…」
「舞台の成功は、俺の力だけじゃ成し得ない。芝居は、共演者とスタッフ、全員で作り上げるものだから…」
「…だから、お前達の力も貸して欲しい。頼む…」

そう言うと宇賀神先輩は、みんなに向かって頭を下げた。
…あの、俺と同じレベルに達することが出来ない人間は不要、信頼関係なんて無駄だと言い捨てた澪が…(TДT)
みんな、そんなの当然!頑張る準備はできています!
みんながくれる、あたたかな言葉の数々。
それを噛みしめているかのように、先輩は小さく身を震わせていた。
今までずっと、1人きりで芝居の世界で戦ってきた宇賀神先輩が、初めて私達にくれた、『誰かを頼りにする』言葉。

(あのアパートに来た時は、とても考えられなかった。こんな光景が見られる日が来るなんて…)
…胸がいっぱいです。
・ゲネプロ後
澪に一緒に帰るぞと連れ出されたオレ(分身)。
いつかの稽古中に話した、駅前のイルミネーションでした。
「…公演が無事に成功したら、話がしたい」
わかっとる…わかっとるよ澪…受け止める準備はパーフェクト!!
・本番当日
舞台袖で神妙な顔をする澪と緊張で震えそうなオレ(分身)。
由衣、
「お父さん、着いたみたい。関係者席にいるって報告が来たよ」
「約束通り、観に来てくれたんだよ。澪君のためにね」
「…澪君。僕は、澪君の演技が好きだよ」
「澪君が役者としてデビューした時から、僕はずっと澪君のファンだ」

離れてても、お兄ちゃん。
先輩の手を見ると、小刻みに震えている事に気付く。
「…あの、宇賀神先輩」
「どうした?」
「少しだけ…先輩の手に触れても良いですか?」
「えっ?いや、だが…」
先輩は当惑しながらも、頷いてくれる。
私は少し緊張しながら、彼の手を取った。
先輩の硬い手を、私の両手でそっと包み込む。
そして祈りを捧げるように、額をつけた。

澪が舞台を楽しめますように、輝けますようにと、願いを込めて。
手を離すと、宇賀神先輩は、私に触れられた箇所をじっと眺めていた。
あれ…潔癖症は……
「…いや。大丈夫だ」
!?
「恋人を輝かせるのは、相手役である俺の仕事だ。…お前を、世界で一番美しい姫にしてやる。この、俺の手でな」
「…私も、先輩のことをしっかり愛します。野獣を演じる先輩に、めいっぱい恋をします」
「だから…ベルとしての私の想いを、受け止めてくださいね」

「もちろんだ。……強くなったな」
微笑むと、突然先輩の手がこちらに伸びてくる。そして…
先輩の手が、ふわりと、私の頭に乗せられた。

!!??
・「恋する野獣」
ストーリーは、澪とオレ(分身)、ふたりの関係そのまま。
やっぱり澪ルートがいちばんぐっときます。
・真実
公演終了後、関係者席へ走る澪。
そこには、ひとり席に座ったままの宇賀神恭介の姿が。
「…成長したな。私の予想以上の舞台だったよ」
澪は、父親は自分の舞台を観に来たことなどないと言っていましたが、実はお父さん全てチェック済みでした。
ただ、澪も、由衣も悠翔も、役者になることは反対だったと。
「表現者として、一生芝居の世界で観衆と戦い続ける役者の道は、どこまでも孤独だ」
「良い役者かそうでないかは、自分が努力したかどうかで決まるものじゃない」

悠翔の母親、茉莉絵の話になります。
茉莉絵は元女優、そして恭介の学生時代の恋人でした。
大学卒業後、ふたりは別れ、茉莉絵は夢を追って海外へ。
恭介は日本に残り役者の道へ進んで、澪と由衣の母親である唯と出会います。
一般人である唯は恭介を優しく包み込み、家族を持つという幸福を教えてくれました。
そんなある日、街中で茉莉絵と再会。
夢破れて帰国していた彼女は、水商売に手を染め、男に媚を売り荒れた生活をしていました。
「そして…情に流された私は、一晩だけ茉莉絵と関係を持ってしまったんだ」
「夜が明けたら茉莉絵の姿はなく、それ以来彼女と二度と会うことはなかったが…」

数年後、行方を捜していたものの茉莉絵はすでに病で他界していました。そしてその前に、孤児院へ息子を預けていたと。
それが悠翔。
孤児院のクリスマス会の演劇で抜きん出た演技力を披露した悠翔。
それを見てかつての茉莉絵を思い出した恭介は、息子達が茉莉絵のような道を辿ってしまうことを恐れます。
「役者の道は、決して幸せなものなんかじゃない。どれだけ強い気持ちで夢を追ったところで、茉莉絵のように相手にされない事もある」
「そして、例え芝居で高評価を受けたとしても、それを先々まで繋げていかなければあっという間に世間から忘れ去られてしまう」
「認められるか、落とされるか。残るか、弾かれるか。…一生、そのふたつの板挟みだ」
「そんな道に、お前達を進ませたくはないと…そう思ったんだ…」

やがて、悠翔が舞台での事故(というか藤吾)が原因で怪我をし、役者の道を閉ざされたと知って気が動転した恭介。
澪に辛く当たり、役者を諦めさせようとします。
母親と口論していたのは、澪の将来を応援するか辞めさせたいかで揉めていたから。
そうこうしているうちに母親も亡くなり…
「私は、私に関わる者を不幸にしか出来ないのだなと、つくづく思ったよ」
「全ては、私の不貞から始まった。私が悪い。私のせいで、お前達を―」

「俺は不幸なんかじゃない」
キッパリ言い放つ澪。
「俺は、役者になった事を後悔してない」
父親が教えてくれた『舞台の上の最高の世界』に焦がれ、一途に追いかけてきた澪。
「お前は…父さんは、俺の憧れだったから…っ!」
「…それなのに、俺が不幸だなんて決めつけるな!!」

勢い任せに怒鳴り散らすと、爆発した感情が涙となって目から零れ落ちてきた。
後から後から、とめどなく…。
ずっと胸の中に閉じ込めていた、父さんへの想い。
…俺はずっと、父さんのような役者になりたかったんだ。

「俺は不幸なんかじゃない…、不幸なんかじゃ…っ」
「…悪かった、澪」
「今まで、よく戦ってきたな」

お父さんに頭を撫でられて号泣する澪。
もちろん私も泣いている。
・エンディング
舞台は大成功。もちろん契約も続行です。
行方が見えなくなった澪を探していると、藤吾と一緒にいました。
「ねえ、澪。『恋』ってどういう感じなの?幸せなの?辛いの?」
「…きっと、その両方だ」
「一緒にいると、苛立つ事も多いけれど…一度笑顔を向けられれば、その苛立ちが全てチャラになる。気持ちが励まされて、勇気が溢れる…」
「幸せだけど…辛い。その繰り返しだ」

あんなことをしでかした藤吾だけれど、藤吾がこうなった原因も澪は知っていて、だからこそやはり大切な仲間には変わりないんだと。
「…澪、今日の君は、素晴らしかったよ」
澪を輝かせるのは絶望ではなく幸福だとわかってくれました。
最後は、会場前のクリスマスツリーの元で。
「先輩、私のお願いを叶えてくれて、ありがとうございました。『舞台を成功させる』っていう」
「ああ、それは守ったが…『頑張ったときの褒美』はしなくていいのか?」
「悠翔や那由多がしてくれたように抱きしめて欲しい」。
潔癖症の呪いも解けて、本当に幸せな告白、ハッピーエンドでした。



END1「旅立ちの日」
学園の卒業式。
実家を出て、本格的に俳優として活動することになる澪。
離れてしまうことが寂しくて、素直におめでとうもいえないオレ(分身)。
でも引越し先はオレ(分身)たちの住むアパート、
しかも隣の部屋でした〜\(´∀`)/
洋館ですら狭い汚いと改造したくせに、キング大丈夫??
甘いエンディングでした!


以上、「side A→」隠し(メイン)攻略対象、宇賀神澪のベストエンドでした。
伝説に残りますわ。
「苦手」「嫌い」からの「大切」「好き」。
その心の遷移が、非常にリアルに伝わってきました。
伝わってきたというか…完全に感情移入できてた…。
(なんせ安定剤飲んだくらいだからな)
隠しキャラなので入り口から他のキャラと違って、とにかくボリュームがすごい。
これでもごりごり削って書いています。
削りたくなかった。心理描写も構成も本当によくできた、素晴らしいルートでした。
最初は「もう無理!!」と思ったけど、あきらめないで良かったな。
今は、Aでは澪がいちばん好きです(照)


次回、各攻略対象のバッド含む別エンディング回収、
そして……
澪のエンディングを見た後に出てきた、エピローグについて書きます。
短いんですけど、正直、腰が抜けそうでした…。

 
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